2024年05月15日耐震補強工事

・昨年の11月から耐震補強工事の現場監理業務を行っています。

先月末に補強枠付き鉄骨ブレースの製品検査へ鉄骨加工工場へ行きました。

検査では符号、寸法、外観、超音波探傷試験、ミルシートの確認、鉄骨材料の材質を

サムスチールチェッカーで確認、スタッドの曲げ検査などの確認を行いました。

鉄骨加工工場の方との打ち合わせでブレースは幅が最大8.00mあるため、溶接ひずみ

による寸法誤差が小さくなる様にJoint位置や接合部PL形状を工夫していてブレース

の寸法確認では設計寸法との誤差も規定内に納まっており、今後は精度も上がってい

くと伺いました。

・ひと月ほど経った現在、建物の中では接着系樹脂アンカーを打設され、補強枠付き

鉄骨ブレースの設置と補強RC壁の配筋が進んでいます。

   

補強枠付鉄骨ブレースの高力ボルトの締め付けを行い、クレーンで吊り上げて建物の

上を通過して足場との間を降ろして設置されています。

かなり迫力のある光景です。

  

※耐震補強ですので既存建物の状況に左右されるため、問題なく工事が進んで行く事

を願っています。