2023年07月27日鉄骨構造課題

鉄骨構造の構造設計を大学生に教えて5年目になりました。

90分授業を5コマで合計しても7時間半と、1DAYのインターンシップと変わらず

例年時間が足りなくなってしまい、教育者には不向きである事を痛感しています。

角型鋼管等の材料の話から、柱配置や設計荷重算出、固定モーメント法、D値法による

応力計算を行い、小梁、間柱、胴縁、露出型柱脚を含め、断面算定まで行います。

何とか構造計算の流れ位を理解し、シンプルな小梁の設計位は出来るようになって

くれればと思い課題を出しています。

簡単な梁伏図を提示し、任意の小梁部材暫定を行うものです。

毎年同じ課題では、先輩から情報が伝わる可能性がありますので、形状は条件を含めて変更しています。

提出された計算内容を確認していると、授業への取り組み方が何となく伝わってきて

構造設計向きかどうか等を考えてしまいます。

今年の学生の中にも、構造設計の道に進む若者がいたらうれしい限りです。